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中小企業金融公庫(以下『中小公庫』と略します)とは 『中小企業金融公庫法』に基づく全額政府出資の金融機関で、全国59店舗で営業を行っています。

具体的には、長期の資金調達が困難な中小企業に対して融資を行うもので、これは中小企業金融公庫法にも明確に記載されています。

(目的)第1条 
中小企業金融公庫は、中小企業者の行う事業の振興に必要な長期資金であつて、一般の金融機関が融通することを困難とするものを供給することを目的とする。

この言葉は絶対に覚えておいた方がいいですね。

ここでのポイントは『「一般の金融機関が融資できないような企業でもなるべく融資してあげようね!』という使命が中小公庫にはあるということです。




 どんな種類の融資があるの?


中小公庫では主に2種類の融資があります。

(1)一般貸付
事業に必要な設備資金や長期運転資金に幅広く利用できます。


(2)特別貸付
一般貸付が広く中小企業を相手にしてくれているのと異なり、特別貸付は一定の条件に該当する中小企業のみ借入が可能になります。


といってもそんなに難しい条件でもないので、ご安心を!

特別貸付のメリットは何と言っても利息が低いことです。

現在民間の金融機関は低くても1%後半から2%前半といった利息でしょう。

ところが中小公庫のホームページを見ていただくとびっくりするかと思いますが、0.8%などという数字が載っているのです(月により変動あり)。

私の記憶では平成15年夏頃に最低利率として0.35%まで低下していました。

このときに借入れした企業はめちゃくちゃお得ですね!

しかも固定金利というのが非常に魅力!

10年返済などの場合でも、途中で市中金利が上昇しても利息は変わらずです。

よくこれで利益がでているなあという気がします。




 申込みは難しいの?


中小公庫の融資を申し込む際には、2種類の方法があります。

(1)直接貸付
中小公庫の本・支店窓口に直接申し込む方法です。

(2)代理貸付
民間の金融機関を通じて中小公庫に融資の申込みを行う方法です。

すべての手続きを民間金融機関の窓口で行うため、精神的には申し込みやすいという面もあります。

比較的、少額のご利用(1,000万円未満)の際に適しています。

ここでおススメする方法は直接貸付の方です。

金額にかかわらず、できるだけ中小公庫に直接借入の申込みを行うことにより、中小公庫の融資担当者と面識ができますし、コミュニケーションも図れます。

実は融資を申し込む際には、このコミュニケーションというものが非常に大きな分かれ目となる場合があるのです。

これは政府系金融機関問わずどこの銀行でも言えることですが、経営者の服装や態度、言葉遣いなどを融資担当者は非常によく見ていますから!




 条件は厳しいの?


中小公庫は他の政府系金融機関に比べて融資額が大きいものをメインに扱っています。

したがって、必然的に物的担保(土地や建物、汎用性のある機械など)を要求してきます。

これはある意味やむを得ないことでしょう。

皆さんも今1億円を持っているとして、見ず知らずの人が5千万円貸してくれと頼んできたら無担保で貸しますか?

答えはお分かりですよね。

ですので、担保のない会社は正直言ってちょっと厳しいかもしれません。

しかし、あきらめるのはまだ早い!

きちんとした事業計画書を作成したり、時間を惜しまず窓口に出向いて交渉するなど様々な方法を駆使することで、融資可能性はでてくるのです。

そして最後には先程冒頭で「覚えておいて下さいね」といった中小公庫の目的部分をちょっとだけアピールするのも1つの手でしょう。

民間で貸さない企業のために中小公庫はあるはずですから!




 ちょっと一息ブレイクタイム!


先日私が関係していた企業で、3億円程度の設備投資を行う企業がありました。

そこは以前より他の政府系金融機関である商工中金と深い関係がありました。

その企業の経営者は当然商工中金に打診をしたのですが、借入金額に対する担保価値が低いということで融資を断られてしまったのです。

困った経営者は、初めての取引となる中小公庫の門をたたきました。

中小公庫の融資担当者は担保となる物件を下見し、決算書や資金繰り表、土地の謄本などを念入りに調べた結果、2億5千万円まで融資できますという答えを出してきたのです!

同じ政府系金融機関でも担保評価がけっこう違うというよい事例ではないでしょうか!

1つの金融機関だけで絶対あきらめてはいけないといういい見本ですね。




 保証協会とのうまい交渉術ってあるの?


これは一概には言えませんが、保証協会で働いている人はかなり保守的です。

なので、すごく偉そうな態度の人がけっこう多いところもあります。

しかし、この態度に絶対キレてはいけません!

また、1回や2回断られたくらいであきらめてもいけません!

実際に5回以上も足を運んで、保証協会の保証枠を手にした企業もありますので!

何ごとも粘りは必要です。

特に資金調達といったお金がからむ場合には!




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